ShopSenseショッパーインサイトコラムでは、私たちが日頃実施しているネットワークカメラと動体検知技術を使った顧客行動の分析内容を紹介しながら、どのように活用していくのかを毎回テーマを決めてお伝えしています。

【第23回】カート・カゴと購買行動の関連 (2)
(2010年11月19日)

前回のコラム「カート・カゴと購買行動の関連 (1)」でカート・カゴ保有と購買行動の関係について、カート・カゴを持って買物をしている場合の方が購買率が高いということが検証されました(カート・カゴありの購買率32%に対して、カート・カゴなしの購買率は22%でした)。そこで今回の記事ではドラッグストアにおける購買者のカート・カゴ保有の有無について、さらに細かくカテゴリごとに着目して分析していきます。

まず4つの商品カテゴリ:肥満防止薬、解熱鎮痛剤、シャンプー、オムツについて、そのカート・カゴの保有率を調べました。その結果が図1です。さらにその購買率を調べたものが図2となります。


図1 購買者のカート・カゴの保有率

 

まず図1から以下の事が分かります。

 

図2 各商品カテゴリにおけるカート・カゴ有無による購買率

 

 

今回の分析結果をまとめると次のようなことがいえそうです(図3)。

 

図3 カート・カゴ保有の有無と商品カテゴリの関係

 

以上のとおり、カート・カゴがある方が購買率が高いという結果を見ると、従来的サイズのカゴに加えて、やや小さいサイズのカゴを置く店舗が出てきていることは、購買率を上げる戦略と考えると、的を得たものだと言えるでしょう。「大きなカゴは必要ない」からと手ぶらで買物をした場合には1つの商品しか買わないかもしれません。しかし小さなカゴを持たせることで(店側が用意することで)、他の商品を"ついで買い"する確率を高めるかもしれないのです。

 

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